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ちょこっと話「税金」

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相続税、簡単節税方法?

ご存知の通り、2015年から相続税法がかわりました。これまで相続税がかからない人も、他人ごとではなくなる可能性が出てきました。そこで少しでも相続税を減らそうと、銀行から借入をしてアパートを建てたり、あの手この手を駆使しているようです。そんな中、とっても簡単な節税方法が数年前から急増してきています。それが「孫養子」です。

この制度は以前から相続税法上認められている制度でしたが、相続税改正により再注目されています。この節税方法、簡単に説明しますと自分の孫を養子にするだけです。相続税は、相続をする人数が多ければ多いほど、非課税枠が大きくなります。これを利用して、孫を養子、つまり「子」にすることで相続人を増やすというものです。また、この方法にはもう一つ大きなメリットがあります。本来であれば財産はまず子が受け取り、数十年後、子から孫が受け取る為、都合2回の相続税が必要となります。でも、この方法であれば孫に直接財産を相続させることができますので、1回で済むことになります。相続税の最高税率は50%ですから、仮に100の財産があれば2回の相続を経由すれば、財産は25しか残らないことになりますね。ただ、注意点としては養子が受け取る財産には2割増しで評価しますよ、というのがありますので念のため。この方法、とても簡単な節税方法ですが、本来の相続人からすれば心情的にどうか・・・・
やはり生命保険の非課税枠などを上手く活用した方が、後々の争いを避ける為にはシンプルな方法なのかもしれませんね。

あたたかいかどうかで税率が変わる?

今、日本の消費税は8%、近い将来10%になるのは避けられない雰囲気です。でも、ちょっと海外に目を向けると、10%どころか15%、20%が当たり前。さすがに日常の生活用品にも高い税率がかかるのは・・・という事で日本でも検討されているのが「軽減税率」。イギリスに行かれた方ならご存知かと思いますが、この軽減税率がすでに導入されており、通常20%の税率が、スーパーなどで買う食品には0%に税率が軽減されています。ちなみに水道代などのインフラにも適用され、こちらは5%に軽減されています。
ただ、注目すべきは食品0%の例外規定。レストランなどの外食や、テイクアウトでもあたたかい食べ物には、なんと通常の20%が適用されてしまいます(マクドナルドなど)。
では、つめたい食べ物は?
こちらは例外規定にある「あたたかいたべもの」ではありませんので0%に軽減されます。
ややこしいですね。その為、サンドイッチ屋では店内で食べるか持ち帰るか、いちいち確認が必要になるそうです。今後日本でも導入されると言われていますが、果たしてどうなるのか、ちょっと心配ですよね。

おもしろ税金あれこれ

  1. 間口税

    江戸時代、日本では家の玄関間口の広さに対して税金をかけていました。その為、間口を狭く作ったり、奥行きを持たせた家が増えたそうです。今も残る長屋など、「ウナギの寝床」という言葉はこの名残りと言われています。

  2. 人頭税

    今はなき、有名な悪税。「世界で最も残酷な税金」とも言われています。
    人頭税とは、納税能力に関係なくすべての国民に一定額を賦課する税金。沖縄の宮古島では人頭税石(143㎝)というものがあり、この高さ以上の男女に税金が課されたという言伝えもあります。ちなみに現代の日本では、経済状態に関係なく一律の保険料が課される国民年金保険料がこれにあたるのではとの批判、指摘があります。

  3. 空気税

    これは18世紀フランスで現実化することなく廃案になった税金。
    当時の財務大臣シルエットが提案した誰もが吸う空気に課税するというもの。
    シルエットは倹約家で、肖像画も色を付けず白黒で書いていたことから、現在の影をつける絵の技法、「シルエット」はこれが語源と言われています。

  4. 犬税

    ペットを飼っている人の内訳をみると、約3分の2近くの人が犬を飼っているようです。続いてネコ、魚。そんなたくさんの人から愛されている犬ですが、実は過去に「犬税」というものが存在していました。昭和50年代に長野県を最後に廃止されましたが、昭和30年代には全国約2,700の自治体で「犬税」なるものをかけていました。一頭あたり数百円だったようです。これは江戸時代の犬将軍で有名な、徳川綱吉の生類憐みの令から発する「動物税」の名残りという事です。

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